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磐田市A様邸

縁甲板(和風床板)を張る工事を承りました。

既存の新建材の床板(ベニヤ芯の突き板張り)の糊がきれ耐久性が欠乏し歩行するたびにブカブカへこむのを改善する為のリフォームをしました。

根太や大引き等の床組みはしっかりしていたので既存床の上に新設の床を張り二重張りとしました。

(施工後)

今回の物件の間取りは旧家の造りで3尺幅の中廊下が入りくんでて尚壁仕上がりが真壁で塗り壁だったので床材料の搬入経路の確保や床を張る時の曲とりがなかなか手間がかかりました。

玄関の框や式台等が檜材の無垢で木地仕上げだったので床見切り材(框上の)の仕上げを床の色に合わすか式台・框同様の材で木地仕上げとするか悩みましたが今回は新設の床に合わせ調色して仕上げました。

リフォームは必ず既存部分(従来の箇所)と新設の部分との取り合い工事が発生するわけで全体のバランスを考え動線から配慮し、様々な角度から眺め優先的に家が引き立つように美しく収めなければなりません。

ですが色の好みも十人十色なので難しいです。やはりリフォームは新築工事より臨機応変に柔軟な発想が必要です。

(施工中)

二重張り用のボンドには発泡ウレタンボンドを使用し既存床と密接に接着します。

ボンドには様々な種類がありますが経験上このボンドが一番接着強度が有り床鳴り及びきしみ対策としては一番安心です。

既存の床を増し締めし新設の床を張った際に床鳴りが発生しないように床組と強固にします。

(施工前)

床表面も長年の歩行によりかなり磨耗して劣化しています。

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