台風被害瓦工事
引掛け桟瓦工法だったにも台風影響によて被害を受けた屋根の修理を請けました。
被害状況・工事内容を紹介します。
【被害状況】
土葺き工法ではなく引掛け桟瓦葺き（釘打ち施工）なのに何故このような被害になったのか現場調査しました。
見事に局所的に被害を受けていました。
釘打ち施工してありますが瓦をかなり荒く切り込み加工してありました。
上屋根の紐丸瓦と桟瓦が台風時の風でかなりズレが発生しています。
瓦が落下してﾎﾟﾘｶｰﾎﾞﾈｰﾄの屋根がへこんでしまいました。
【シート養生の状態】
雨漏れの心配がないようにしっかりとシート養生しました。
【工事内容】
紐丸瓦は縛っている銅線が活かす事が可能だった為、取り直しはせず、コーキングを使用して銅線を締め直す簡易補修をしました。
紐丸瓦のズレ止めにコーキングを使用して耐風性能向上させて修理しました。
ポリカーボネートの屋根は落下物による衝撃で出来たへこみを下から押し上げる事で成型し直し簡単な修繕にて完了です。
結局主たる原因は引掛け桟瓦の釘打ちがしっかりとされておらず吹き上がった風によって瓦がめくれ局所的に被害を受けてました。
この建物が建築された当初でも普通の施工ですと２~３枚ごとに一箇所はｽｸﾘｭｰ釘打ち施工（現在では全数釘打ち施工）が基本ですが
残念ながらこの屋根は基本である施工がされておらずまた瓦の地割がしっかりとされておらず瓦の重なりの遊びも強かったのが要因と思われます。
剥がれてめくれた部位は全数釘打ち施工しました。
【工事完了の様子】
しっかりと堅実な作業にて工事完了しました。
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