押入~仏間への用途変更工事
押入部分を仏間に使用用途変更の為の工事を承りました。
天袋部分は仏間の上となるので物入れが出来ないようにしました。
仏間なので床・羽目板とも無垢材で仕上げました。
【施工前】
各襖戸を解体し作業を進めていきます。
今の仏壇はろうそく等で電気使用の為床の間側のコンセントから分岐し増設しました。
真壁でコンセント高さが異なる為増設の為線が露出する為モール材でカバーしました。
漆喰仕上で壁の表面強度が弱いため壁を傷まないように中段を解体していきます。
今回は開口高さと収納する仏壇の高さに余裕がない為天井仕上施工は出来ません。
仏間床には既存ベニヤ材の上に無垢アカシア(チーク調)15mm厚を使用し丈夫さと品格をだしました。
天袋の部分の壁には自然素材の蒲芯糸通しを使用しました。自然素材は経年変化し日焼けした天井材や檜材にも合います。
本来なら他の壁部分と同等仕様とする方が良いですが、40年前の繊維壁等は今は製造されてないためやむをえません。
部分改修では即座に臨機応変に対応せねばならずより知識・技術が重要です。
仏間壁仕上には福州杉を使用しました。
香木と言われており木の香りがすごく漂います。