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大型窓空間リフォーム

某メーカーが工事出来ませんと御施主様に言ってさじを投げた家屋のH2,200×W1,700~3,500(戸箱含まず)の大きな窓空間リフォームを請負ました。

構造体は、S造(重量鉄骨造),外壁仕様は、モルタル壁30mm厚リブラス下地仕様でした。

施工性の難易度が高いのは、想像していましたが、工事を進めていく段階で色々と問題点が発覚しましたが、創意工夫でお客様が納得のいく仕上りで完工しました。

工事の様子は、下記の写真を参照して下さい。

【現場調査時の様子】

経年劣化で雨戸や障子の動きが悪く施錠が困難の場所もありました。

窓の高さの違いや柱型の出の違い、窓がインセットタイプ(外壁よりも中納め)になっている箇所もあり、工事箇所ごとに施工方法の検討が必要でした。

【現場納品前のサッシ枠の様子】

全て現場で採寸し、規格寸法ではなく、特別寸法となりました。

これは、内装工事は、見切工事だけにおさえて、工事金額や工事期間を減少させる為の措置です。

【工事の様子】

いよいよ工事開始です。

まず、既存サッシ枠・戸箱解体の為、板金見切、戸箱の解体作業です。

戸箱も外壁と同じ30mm厚のモルタル壁のリブラス下地なので中々解体作業が難航しました。

サッシを解体するとその日の内に新設のサッシを取付ないと、防犯上・天候上よろしくないのでまず、全ての戸箱を優先して解体作業を進めました。

戸箱解体が進むと、問題が徐々に浮彫りになってきました。

まず、戸箱の下部が写真の通り仕上がっていません。

又、戸箱のサイズが新設の戸箱寸法と異なる為、外壁とサッシの取合い部に見切等で縁切りが必要な点、戸箱の取付部分が丁度重量鉄骨(肉厚10mm)でどのように取り付けるか等問題は、山積みでした。

現在の雨戸付サッシは、サッシ枠と戸箱は、同じ高さ寸法ですが、工事箇所は、サッシの高さより、戸箱の高さが高く施工箇所の美観と雨仕舞が心配な所でした。

見えてる部分は、しっかりと施工されているのに、戸箱内は、3mmベニヤを張ってあるだけの仕上で雨仕舞の処置は、皆無で正直残念な施工でした。

工事箇所全ての戸箱のモルタル壁を撤去完了しました。

いよいよ既存サッシの解体し、新設サッシの取付です。

サッシ枠を取付、障子をはめるまでの間、ビニール養生してお施主様に極力ご迷惑をおかけしないように配慮しました。

H2,200×W1,700のサッシは、壁見切と戸袋内の板金工事以外の部分はほぼ完了です。

続いてW2,600の開口サッシの工事に着手です。

戸袋内にブレスが入っていて下地強度が甘かった為に補強をしてサッシ取付準備に取り掛かりました。

広縁のW3,500の大開口サッシの交換も取付・取外し共に苦労しましたが、下地補強しながら、作業しました。

戸袋内の雨仕舞を付ける為の平板材(ガルバリウム鋼板)板金材料です。

サッシの取付も終わり、サッシと外壁との取合い工事です。

雨仕舞を確実に、美観も大切に工事をします。

サッシ枠下の外壁は、強度が無かった為撤去し、基礎巾木の仕上工事と共にメッシュ伏せ込みをして下地作りです。

 

施工しにくい部分も手を抜かず毎回しっかり作業してくれています。

貴重な戦力の左官屋さんです。

雨水対策をして取り付けた板金下地に更に、隠しシールを打ってから板金見切を取り付けていきます。

隠しシールを打ってシールが硬化前に見切を取り付けて板金工事完了です。

上部見切は、シールポケット加工して二重シール施工して雨仕舞万全です。

施工箇所の塗装補修を兼ねて、工事箇所取合い面を塗装工事して、美観を高めて作業完工です。

【完工の様子】

某メーカーが施工を敬遠した工事でしたが、お施主様大満足の状態で完工しました。

ここまでの作業は、天候にも恵まれ、解体~完工まで7日間(一人作業にて)※大開口サッシ取付は、補助人工有り。

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