あなたのこだわりを住建太子光は創ります

HOME » リフォーム, 施工事例 » 磐田市A様邸

磐田市A様邸

風格ある和風住宅の天井の張替え施工を承りました。

 雨漏りの為垂れ下がってしまった既存の目透かし天井(突き板)を撤去し錆び竹の竿を入れ杉無垢板の(源平)本実目透かし天井にしました。

(施工後)

錆び竹の趣と杉無垢板の木目が活きた和風天井が完成しました。

工事周辺の木部同様に杉無垢板の天井が木やけすれば更にこの家に馴染む心和む天井となるでしょう。

(施工中)

天井の貼り終わりから二枚目までを梁と天井の間わずか8cm足らず隙間から目測で天井板施工をおこないました。

手は肘の手前までしか入らず足場となる天井も厚さ3mmの突き板で強度がなく写真のように足場板を引き腹這いになって隙間から覗き込んで施工しました。

とても困難な仕事でまさに職人としての心技体が備わっていないとこなせない状態でした。

天井板に使用した杉無垢本実目透かし板は源平(赤・白混合)の為仕上がりのバランスを考慮して一枚ずつ丁寧に伏せていきます。

錆び竹の竿は一本一本形状が異なる為全体のバランスをみて位置決めし割付をして一本ずつ曲を取り大入れ仕口加工を施し取り付けていきます。天然の錆び竹はとても和の趣が感じます。

(解体後)

内壁の下地が土壁なので竿の仕口加工を慎重に施さないと鑿入れ加工時に発生する振動で塗り壁が剥離してしまいそうでした。

予想していた以上に天井を施工する作業スペースの余裕がなかったです。

特に真ん中に位置する登り梁の直下に天井の竿を取り付けるため杉無垢板と錆び竹とを接合するのがかなり困難でした。

(施工前)

写真奥天井変色部分雨漏りによって突き板ベニヤ部が耐久性に乏しくなって今にも剥がれそうになっていました。

尚5尺の間(1500mm)の傾斜天井に通常なら芯に野縁を入れ吊り木で天井が垂れないように施工しなければいけないけれど現況はその施工がされていなかった為天井の自重で垂れてしまっていました。

 

 

床・壁に内部養生をし天井解体の時に飛散する埃や傷防止に努めました。

|カテゴリー:リフォーム

|カテゴリー:施工事例